九州工業大学とECCが共同研究講座を設置
掲載日:2019年05月10日
エラスチン*1 を利⽤した再⽣医療に活⽤できるバイオマテリアル及び健康補助⾷品の開発に取り組みます
国⽴⼤学法⼈九州⼯業⼤学(以下、九州⼯業⼤学)と総合教育・⽣涯学習機関の株式会社ECC(以下、ECC)は、エラスチンを利⽤したバイオマテリアル及び健康⾷品の開発のために共同研究講座を設置しました。
- 共同研究講座名称 : ECC ウェルネス共同研究講座
- 研 究 題 ⽬ : エラスチンを利⽤したバイオマテリアル及び健康補助⾷品の開発
- 設 置 期 間 : 2018 年4 ⽉1 ⽇〜2021 年3 ⽉31 ⽇(3 年間)
今回の共同研究講座は、九州工業大学の研究を発展させ、エラスチンに含まれるペプチド*2等を利用して生体組織・器官を人工的に作製するための生体適合材料や、薬を包み込んで患部へ運ぶドラッグデリバリーシステムに使用するための材料など「新規バイオマテリアル」およびその周辺技術を開発することを目的としています。また、健康補助食品としての有用性を高めるためのエラスチンの基礎研究も展開していきます。 ECCでは、創業以来掲げて参りました「戦争、病気、貧困の三大苦をなくす」という理念の下、その一つであります「病気」を防ぐ体質づくりに貢献すべく、健康に関する事業に取り組んでおります。今回の共同研究講座を通じて研究成果を創出し、事業化に繋げることを目的としています。
【用語解説】
*1エラスチン:
弾性線維の主成分であるタンパク質で、コラーゲンと同じように体を形作る役割を持つ。加齢と共に皮膚や血管に含まれるエラスチンが減少すると、シワや動脈硬化の原因になると考えられている。
*2ペプチド:
タンパク質の小さいサイズはペプチドとよばれ、合成の簡便さから様々な用途で利用されている。
問い合わせ先
九州工業大学 総務課広報企画係(用正)
Tel : 093-884-3007
E-mail : sou-kouhou[at]jimu.kyutech.ac.jp
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