電子物理工学コース

電子物理工学コース
ホーム > 学科・コース紹介 > 電子物理工学コース

電子物理工学コース

電子材料、光工学、流体工学を中心とした情報化社会で必要とされる新たな技術

超伝導や半導体などのエレクトロニクス材料、光・レーザーシステム、電磁流体力学などの研究分野を中心に、物理・電子物理工学と情報工学を利活用して、新技術を生み出す技術者を養成するための教育と研究を行います。そのために、物理学、電子物理工学、ナノテクノロジー、計測技術および情報工学分野の知識と技術を多岐にわたって学びます。将来、主にエレクトロニクス、環境・エネルギー、光、電機、鉄鋼、電子・情報システムなどの多種多様な分野で、物理・電子物理工学・情報工学を融合して、革新的な研究や開発を行える技術者を育成します。

キーワード

物理工学、電子物性、光物性、超伝導、エレクトロニクス、ナノテクノロジー、電磁流体力学、計測

養成する技術者像

物性・物理学を情報工学分野に利活用し新技術を生み出すことができる技術者

研究室紹介

岡本 卓 研究室 - 生活に役立つ光の科学 ― 飛び散る光が創造するレーザーや化粧品

岡本 卓 研究室

粉からレーザー光が出てくる! そんなことはない、と思われるでしょう。でも、これは事実です。ふつうのレーザーはきれいな光を出すために、精密に作らなければいけません。しかし、ランダムレーザーと呼ばれるこの新しいレーザーは、小さな粒子が密集して置かれてさえいればよいのです。精密加工は必要ないため安価に作ることができます。もし実用化されれば、今まで出せなかったきれいな色が出るテレビ、より精密に眼底の状態を検査できる装置、植物が良く育つ植物工場、などが実現する可能性があります。私の研究室では、このランダムレーザーを初めとして、光の散乱(飛び散り)という現象を私たちの生活に役立てる研究を行っています。たとえば、皮膚やファンデーションの光散乱特性をシミュレーションで調べ、化粧肌の見え方をコンピュータ上で再現することで、化粧品開発に役立てています。21世紀は光の時代、光の応用研究は今後ますます発展していくでしょう。

 

研究室紹介(動画)

髙林 正典 研究室 - ホログラフィと情報技術で光を知る、操る ―

 

永松 秀一 研究室 - 有機半導体をきれいにならべて使う ―