振幅・位相ノイズによる確率共鳴-逆確率共鳴の転移現象の制御(許宗焄教授らの成果)
掲載日:2023年10月11日
本学大学院情報工学研究院物理情報研究系の許宗焄教授が研究代表者を務める非平衡散逸系の研究グループは、ノイズのポジティブ効果として知られている確率共鳴現象を液晶の電気対流系を用いて調査しました。数値計算と実験調査から確率共鳴現象及び逆確率共鳴現象を自由に発生させたり両共鳴現象を転移させたりする手法を発見しました。この手法は適切にカラー化した振幅と位相ノイズを絶妙に配合する方式で、バイオテクノロジー、画像処理技術、センサ―工学などの多くの関連分野に応用が期待されます。
この研究成果は、2023年10月7日(土)午前1時(日本時間)に英国の科学オープンアクセス誌「Scientific Reports (Springer Nature社)」に掲載されました。
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