森本准教授らの研究グループが、細菌の泳ぎを一瞬で加速する光応答性蛋白質を発見しました。
掲載日:2022年04月28日
本学の森本雄祐准教授と、琉球大学、東北大学、国立感染症研究所、千葉科学大学、福岡大学の共同研究グループは、光を受けた直後に遊泳を急加速する土壌細菌を発見しました。特定した光応答性を担う遺伝子を調べたところ、ヒトを含む多様な生物が細胞応答調節に利用するサイクリックAMP(cAMP)を作り出す酵素の遺伝子でした。原核生物である細菌の運動を一瞬で加速する光活性型cAMP合成酵素の発見は今回が初めてで、光で細胞を操作する技術の開発につながることが期待されます。
本研究成果は2022年4月27日(日本時間)に英科学誌Scientific Reportsに掲載されました。
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