本学教員の論文が優秀論文(Editor’s Choice)として表彰されました。
掲載日:2020年09月28日
2020年4月27日(月)、本学 大学院情報工学研究院 物理情報工学研究系 小田部荘司教授、有明工業高等専門学校 松野哲也 教授、産業技術総合研究所 馬渡康徳 上級主任研究員は、日本物理学会誌「Journal of the Physical Society of Japan」への論文が優秀論文(Editor’s Choice) となり、表彰されました。
本論文では、超伝導体内の量子化磁束の運動を記述する時間依存ギンツブルグ・ランダウ方程式などの連立複素数偏微分方程式を、効率良く高い精度で数値的に解くことができる計算アルゴリズムを提案し、その有用性について述べています。
◇掲載論文はこちら。
論文:
「Explicit Integrators Based on a Bipartite Lattice and a Pair of Affine Transformations to Solve Quantum Equations with Gauge Fields」
共著者:
小田部荘司(物理情報工学研究系 教授)
松野哲也(有明工業高等専門学校 教授)
馬渡康徳(産業技術総合研究所 上級主任研究員)
松野哲也(有明工業高等専門学校 教授)
馬渡康徳(産業技術総合研究所 上級主任研究員)
掲載誌:
J. Phys. Soc. Jpn. 89, 054006 (2020).
超流動体における量子渦の時間発展による計算例。
上図の色は位相を示し、下図は色を取り除いたもの。
時間が経つにつれて三角格子が綺麗に作られていく様子が分かる。